「本当の自分」は、どこにいる?

「本当の自分」という言葉が流行っている。

「本当の自分になれる」
「本当の自分がみつかる」
「本当のあなたで生きていこう」
というようなスローガンをよくみかける。

いったい、本当の自分とは、どこにいるのだろう。

「本当の自分」を探している人は、
なにか、究極の答えを求めているように見える。

でも、人間は、常に変化しているものだ。
とくに、女性の場合は、結婚や妊娠出産や子育てなど、
ライフステージによって、「いろんな自分」になれる。

それなのに、
なにか1つの「本当の自分」を求め続けるなんて、
もったいないのではないだろうか。

「自分はこんな人間だ」と発見したとしても、
人は変わるものだ。

人は、常に、中途半端で、終わりがない。

どこにあるかわからない
「本当の自分」を探すよりも
いま、この時に、自分が何を感じているか、
それがすべてではないかと思う。

自分自身に起こる「変化」を
肯定できるようになると、
これが自分だ、と思えるようになる。

年をとることも、
環境が変わることも、
気持ちの変化も、
すべてが自分自身であると思えるようになる。